ファクチューム

「髪は長ければ長い方が良い」
　
これはかの無名なサイケデリックノーウェーブグラムハードロックアバンギャルドパンクバンドドロロニカのボーカル水野ベルロウ氏が言い放った言葉である。
　
そう言わずと知れぬこの僕である。
　
確かこれはワンボックスの軽自動車の中で、今はけっこう有名なバンドでベースやってる男と話していたときだ。
右手にはミスドとなんだっけあれえっとまじド忘れええっとえ～～～～～ピザハットは潰れたんだ何だっけ、そうそうモスバーガーが見える。何でモスバーガーー出てこなかったんだろ。
　
　
　
そうなんです。
僕らが若すぎるから僕ら行き過ぎているから、ドラゴンを追いかけよう･･･はソーヤングだ。それはスウェードだ。スウェードはむちゃパワフルになった。
　
そうなんです。
だけど僕は髪を切った。
　
先日の日記でも書いたけど髪切った。
そうなんです。最近は髪を伸ばすことが流行っているので、髪を伸ばして化粧して男か女か分からないようなボーカルのバンドが多いもんで。
　
　
　
まじ流行にだけは乗りたくねえ。
俺みたいなサーファーは波に乗っても流行には乗らない。
流行になった時点でそれもう嘘だから。てかもう嘘つきたくねえから僕。
　
まじ背中まであった髪を切ってしまって今はもうちょっと刈り上げてあるくらいだから首があちいあちい。首に日光を浴びるなんて何年ぶりだろうもうあちいったら無い。いや浴びたわ首に日光浴びたわ全然。
僕は小枝のような腕をしているだけにツイギーを意識したんだ。

そんなんでいいんだと思えた。